Aug 28, 2010

The United States-Japan Security Treaty at 50

日米安全保障条約50周年を向かえた現在、ここでもう一度、第二次大戦後から現在に至るまでの日米安保関係について、日本が世界の中でどう位置してきたのか、それに米国がどのように関与して来たのかを、きちんと客観性を持って知る必要があります。

戦後、米国は日本を軍事傘下に置くことでアジア地区の安定を図り、その間、日本政府は国の建て直し、経済成長に国費を集中投入することができ、その結果、短期間のうちに、日本の経済力は世界に認められる重要な地位に位置するまでになりました。しかし、反面、平和ボケと言われるほど、日本国民は外交や軍事に対し無知な状態が長く続き、民主党が政権を握る現在、日米間の安保を基本とした関係が軽視され、北朝鮮、中国との結びつきを強く求める動きが急速に活発化しています。
知らなかった、では済ませられない事態へ加速突入する前に、今一度、日米関係に力を注いできた人達の声を聞き、人間の心情を巧みに利用したデマや声に盲目的に操られるのではなく、冷静に日本を見つめることのできるよう、きちんとした判断力を国民が持つことが望まれます。


この記事は、米日財団理事長を務めるGeorge R. Packard 氏が、Foreign Affairs 紙(March/April 2010)に投稿されたものです。
戦後からの経過が詳しく、更に日米の両方の立場をバランスを持って書かれています。


又、George R. Packard 氏への、この記事に関するインタビューはこちらで聞くことができます。

Posted by M. Dolan